乳がんの放射線治療の副作用で脱毛は起こる？

乳がんの放射線治療での脱毛が心配とのことですが、放射線治療の副作用で脱毛はほとんど起こらないといわれています。

放射線療法は、局所のがんをたたく局所療法です。副作用は照射した部位に一時的に起こるため、抗がん剤治療の副作用でよく見られる脱毛などはほとんど起こらないようです。

放射線治療による副作用としては、以下のようなものがあります。

●急性障害……照射中や照射終了直後に起こり、治療終了後はやがて治まる。皮膚が赤くなったり、軽いやけどのような症状が出る。乾燥してかゆくなったり、ジクジクしたり、水ぶくれができる

●晩期障害……照射後、数カ月から数年で現れ、治るのに時間がかかる。皮膚や乳腺が委縮して固くなり、毛細血管が浮き出る

治療や療養生活の中で出てくる疑問がほかにもあるかもしれません。忙しそうな医師に遠慮してあまり話ができないという方もいますが、疑問や不安に思うことは遠慮なく主治医に相談されることをおすすめします。