Question

授乳中のしこりは乳がん?

娘が3週間前に出産しました。左の母乳に血が混じっています。出産直後は乳首に痛みを訴え、1週間ほど授乳できませんでした。助産師さんから、左は乳管が細く詰まりやすいようなので乳腺炎に注意すること、母乳に混じる血が薄くなっていくか様子をみること、飲ませない場合でも搾乳することをアドバイスされました。本人は左の乳房にしこりがあるような気がする、乳がんではと少し神経質になっています。乳がんの可能性はあるのでしょうか?

女性/50代

2023/06/30

Answer

授乳中のしこりは、ほとんどが乳汁のうっ滞が原因で起こります。乳管が狭いなどで乳汁の排出が滞るために、乳汁が詰まってしまうことが原因と考えられています。

娘さんの場合も、助産師さんに、左の乳管が細いことを指摘されたということで、恐らく乳汁のうっ滞から起きているのでしょう。軽い初期のものでは、少々痛くても積極的に授乳・搾乳してたまっている乳汁を出すことで改善します。痛みがある場合は、適度にしこりの部分を冷やすと痛みが和らぎます。ただし、冷やしすぎないように注意します。


乳汁がうっ滞した状態が続くと炎症を起こして、うっ滞性乳腺炎となることがあります。乳腺炎の予防には、日ごろのケアが大切です。毎回、授乳後に軽く圧をかけて乳汁を排出し、軟らかくしておきましょう。清潔な軟らかい布で肌に負担をかけないように拭くなど、乳頭を清潔に保つことも大切です。


また、バランスのよい食事をとることも大切です。授乳中はおなかが空きやすく疲れもたまるので、高カロリーな物や脂肪分の多い物をとりがちですが、揚げ物やケーキなどを避け、和食中心のバランスのとれた食事を心がけましょう。

母乳に水分を取られるため、水分補給も大切です。水分の摂取量は1日1.5Lほどが目安です。水が苦手ならお茶でも構いません。飲むと血行がよくなり、母乳の流れもよくなる効果が期待できます。


出生直後は、お子さんがまだ上手に哺乳できず、乳汁が滞りやすくなることがあります。徐々に上手に母乳が飲めるようになると症状が改善してくることもあります。また、母乳に血が混じるということですが、よくみられるのは、赤ちゃんがきつく吸うために乳頭や乳管に傷がつき、乳汁に血が混じることです。多くは乳管の発達に伴って治まっていきますが、いつまでも続くようなら、出産をした産科の主治医に相談してみましょう。


ご相談者が心配されている乳がんですが、一般的に片側の乳房に、しこりが現れ、痛みはなく硬い、押しても痛くない、徐々に大きくなってくる、しこりの部分の皮膚がくぼむ、乳頭から血の混じった分泌物が出る、などの症状が現れます。

娘さんの乳房のしこりは乳汁のうっ滞によるものだとは思いますが、主治医にこのまま様子をみてよいか、乳がんの可能性はないかなど、心配に思っていることを話してみましょう。必要であれば、乳腺外科を紹介してもらえると思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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