Question
前立腺がんの注射による治療。やめどきは?
数年前に前立腺がんの診断を受け、注射による治療をしています。検査結果の数値は下がっていますが、現在も半年ごとの検査の際に同じ注射を受けています。このまま治療を続けるべきでしょうか?
男性/60代
2023/06/04
Answer
通常、前立腺がんの治療は、診断時のがんの進行の程度やからだの状態などから検討されます。進行とは、病期として分類されているものを指します。これを元に、外科治療や薬物療法、放射線治療などから選択されます。
薬物療法として内分泌療法が選択された場合は、注射や飲み薬など男性ホルモンの分泌や働きを妨げる薬を使い、前立腺がんの勢いを抑えます。外科治療との最大の違いは、やめれば元に戻る可能性があるという点です。長期間治療を行い、副作用が出たときは一旦休止し、その後再開する場合もあります。
ただし、これは一般的な内分泌療法の行われ方であるため、ご相談者の現状と必ずしも同じというわけではありません。
次回の通院時に主治医と相談し、治療を続けるべきか検討されるとよいでしょう。受診の際には、検査項目や数値について、どのような種類の何という薬剤を使用しているのか、まだ注射の継続が必要か、どのようなときに治療終了となるのかなど、現在の状態や今後の方針について、疑問に思う点を遠慮なく相談することをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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