夜遅く食べると太りやすい理由

男性/20代
2021/12/21

「夜遅く食べると太りやすい」、このメカニズムがわかってきたそうですが、どのようなメカニズムですか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

夜遅く食事をする習慣がある人が太りやすいということは、従来から経験的に知られていますが、近年、代謝に関する研究から、明らかになってきています。



 体内時計をつかさどる「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の一種が、脂肪をためこむ指示を出していることが報告されています。

 BMAL1の働きは、時間によって変化します。BMAL1がもっとも活発に働く時間は午後8時から午前2時で、働きが低下する時間は午前6時から午後4時と報告されています。このようなメカニズムにより、夜遅い時間の飲食は太りやすいことがわかってきたのです。



 また、夜遅い時間の飲食が習慣になると、脂肪細胞から分泌されるレプチンという物質の働きが悪くなることもわかってきました。

 レプチンには、食欲を抑制したり、エネルギー消費を促進したりする働きがあります。このレプチンの作用が低下することで、肥満につながりやすいと考えられるのです。

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