Question

潰瘍性大腸炎の治療中に気をつけることは?

高校生の子どもが潰瘍性大腸炎の治療中です。治療開始から1カ月が経過し、内服薬と注腸薬治を行っています。今後、日常生活で気をつけることがあれば教えてください。

女性/40代

2023/05/20

Answer

お子さんが潰瘍性大腸炎と診断され、今後日常生活でどのようなことに注意をすればよいかというご相談について回答します。

この病気は、症状が表に現れる時期と、治まって治ったようにみえる時期(寛解期)があります。注意すべきは職場、家庭、学校などでの精神的ストレスがしばしば悪化の誘因となることです。治療薬を処方されているので、治療効果をみるためにも再診と医師への相談をおすすめします。


また、医師の指示に従った食事療法が必要です。寛解期にも再燃予防のため、以下のような点に注意し、できるだけ腸の安静を保つ食事を心がけましょう。

●脂肪は少なめに

脂肪の摂取量が多いと腸管運動が亢進します。特に動物性脂肪は控えましょう。バター、ラード、リノール酸系の多い食用油、マヨネーズ、ドレッシング類の使用は控えましょう。油を使うときには、シソ油、エゴマ油を使用しましょう。

●魚や豆腐を食べる

腸によいとされるEPA(エイコサペンタエン酸)の多い青魚がすすめられます。調理方法としては煮る、蒸すなどがよく、油で揚げると、揚げ油の脂肪酸が青魚の肉の中に入り、EPAは揚げ油中に溶け出して少なくなってしまいます。また、植物性のたんぱく質としては、豆腐がおすすめです。

●低残渣食(ていざんさしょく)を心がける

ゴボウやタケノコなどの繊維の粗いものは避けましょう。野菜、海藻類など非水溶性繊維の多い食品も控え、ビタミン、ミネラルの摂取不足は野菜ジュースやスポーツ飲料で補うようにします。食物繊維の中でもリンゴ・バナナ・桃などに含まれるペクチンは便中の水分を吸収し、便を有形化し、下痢を軽減させます。また胆汁酸を吸着する働きがあり、下痢は少なくなるので、よい繊維とされています。

●お酒や刺激の強いものは控える

アルコール類、炭酸飲料、カフェインの入った飲み物や香辛料などは腸を刺激するため、控えたほうがよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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