Question

8カ月の子どもが離乳食をあまり食べない

生後8カ月の子どもの離乳食について。5カ月頃からスタートし、離乳食中期の7カ月頃から、つぶつぶが少し残るような食事を心がけています。今は朝と夕方の2回食です。少しずつ固形のあるものに変えた頃からあまり食べなくなりました。初期のすりつぶした食事に戻したりしてもなかなかうまくいきません。ご飯を食べてくれないため、代わりに赤ちゃん用のせんべいなどをあげるのはよいでしょうか? 

女性/30代

2023/03/27

Answer

お子さんが、離乳食の固さを少しずつ変えた頃からあまり食べなくなって好き嫌いが出たり、初めのころのようにいかなくなっているとのこと。

この頃の赤ちゃんは、好奇心が出てきたり、行動範囲を広げたりと成長が目覚ましい時期。だからこそ離乳食の心配もよく出てくる頃です。この時期の離乳食は、食べたり食べなかったりと、ジグザグに進み、この幅はお子さんによって異なります。食べる量は「今後、食事で栄養が補えるようになるため」の準備段階と捉えます。食事を食べ始めて、まだ数カ月。この時期の栄養は、一般的にミルクで7割が補われているので、食べる量が少なくても体重が成長曲線に沿って増えていれば、心配はありません。食べない時期には、固さや食材が合わないなどの理由があるときと、季節、機嫌、ほかに興味がいってしまうなど、はっきりした理由がないときがあり、工夫しているうちに、急に食べ始めた、というようなこともよくあります。


離乳食のポイントは、食事をすることが楽しい、うれしいと思える時間にすることといわれています。「食べさせたい」という思いが伝わりすぎて、かえって食べないことがよくあるからです。お母さんも一緒に食卓につき、自分の食事をおいしく食べる、お子さんの好きなぬいぐるみなどに協力してもらって、おいしそうに食べさせるまねをするなど、演技の見せどころでもあります。また、食事前に外遊びなどをして、空腹な状態で食べるようにしてみるもの方法です。

もし食べられなかったときには、おなかが空いていないこともよくあるので、一定の時間が過ぎたら食台から下げて終わりにします。


赤ちゃん用のせんべいは食事にならず、味のあるおやつは習慣になってしまうことがあるので、ほどほどにしておきます。ご飯を食べないときには、おじやがおすすめです。おじやをベーシックなだしで煮るほか、ミルクが好きなら、ミルク味にすると食べやすくなることも。

また、離乳食が2回であれば、ミルクは1日3回でよいかもしれません。ミルクでおなか一杯にさせてないか様子をみてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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