足に断続的に感じる原因不明の熱感

急に足が熱いと感じる原因としては、血の巡りや自律神経バランスの乱れ、整形外科関連の神経疾患、皮膚科関連など、さまざまな可能性が考えられます。症状に変化がないかよく観察したうえで、痛みやしびれ、可動域の制限といった症状が現れたときには整形外科を受診することをおすすめします。

下肢の痛みやしびれなどの症状は、骨や靱帯といった周囲組織の変性によって脳へと続く脊髄の神経が圧迫され、生じる可能性があります。今回のご相談では、熱感以外の症状がなく、数分で治まることから緊急性は低いと考えますが、やけどなどの外傷がないにもかかわらず皮膚が熱いと感じる状態が長引いたり、皮膚に赤みや痛み、腫れといった別の症状を伴う場合には内科または皮膚科でご相談ください。

なお、もしも全身や上半身に現れる熱感は自律神経の乱れによる典型的な症状です。自律神経は自分の意思ではコントロールできませんが、血管、心臓、胃、腸などは自律神経の支配を受けているため、バランスが乱れるとさまざまな症状が現れます。個人差があり、多様かつ幅もありますが、自律神経の症状が疑われる場合には内科や心療内科への受診を検討しましょう。