乳がん検診で「乳腺腫瘍」の指摘。再検査するも異常なし
毎年の乳がん検診で「左乳腺腫瘍 右乳線維腺腫」を指摘され、再検査を受けるものの、毎回「問題なし」と診断されます。超音波検査で空洞がみられ、それが検診では異常として結果に出ているようです。「乳腺腫瘍」「線維腺腫」とはどのような状態でしょうか。また、将来、悪化する可能性や改善策はあるのでしょうか?
女性/40代
2023/03/16
乳がん検診で毎年、同じ指摘をされるとのことですが、再検査を受ける適切な対処をしていただいているとわかり、安心しました。乳腺の腫瘍と線維腺腫についてお答えします。
まず「腫瘍」という呼び方はさまざまな「できもの」の総称です。良性や悪性(乳がん)などいくつかの可能性が含まれます。ご相談者は、左乳腺腫瘍と指摘されており、何らかのできものがある状態とわかりますが、それ以上の原因や改善策などについてはお答えが難しい状況です。毎年の検診で、異常な変化をきたしていないか、早期乳がんの発見のために確認することは大切です。
次に「線維腺腫」は女性ホルモンによる組織の過剰な増殖と考えられるものです。改善法は特にありませんが、多くはそのままでかまいません。40代以降、加齢とともに自然に退縮していくものも少なくありません。線維腺腫ががん化することは非常にまれです。ときに数㎝以上に成長する葉状腫瘍というケースがあり、この場合は乳房内に潰瘍ができたり皮膚を圧迫したりすることもあって、切除手術を行います。
毎年検診を受けられることはとても賢明です。次回の検診結果をご覧になり、その際、指摘されたつどに再検査が必要な状態か、これまでの経過とともに医師に相談・確認されてはいかがでしょうか。専門科は乳腺外科となります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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