Question

尿酸値が高め。痛風になる前に改善したい

会社の健康診断で、尿酸値が高く「要経過観察」との結果でした。担当医からは、痛風発作が起こる前に、生活改善をすすめられました。具体的にはどのようなことに注意すればいいでしょうか? とくに飲酒と運動について知りたいです。

男性/30代

2023/03/08

Answer

尿酸値が高い状態、つまり高尿酸血症を放置しておくと、いずれ痛風発作を起こします。痛風は過剰な尿酸が結晶化して関節に蓄積し、激しい関節痛や腫れを引き起こす病気です。痛風発作は一般的に尿酸値が7mg/dLを超える状態が続くと起こりやすいとされています。発作が起こる前に以下のような点で生活習慣を見直し、尿酸値の改善に努めてください。


●肥満を解消・予防する

食事はバランスよく多品目を少量ずつ、ゆっくりかんで食べることが大切です。1日の摂取エネルギー量は体格や活動量によって異なりますが、1800kcalを超えないようにするとよいでしょう。高尿酸血症の人は、尿酸値を上げるプリン体の摂取を控える必要がありますが、よほどの高プリン体食品をとらない限り(レバー類や魚卵類を毎日多量に食べるなど)、1800kcal以内ならプリン体の摂取も400mg以下に抑えられると考えられています。


●節酒に努める

アルコールは体内でプリン体の分解を促進して尿酸値を上昇させます。さらに、アルコールの分解時に産生される乳酸が、尿酸の排泄を妨げてしまいます。痛風発作が起きていない現段階では禁酒する必要はありませんが、飲みすぎない、休肝日を設ける、ビールばかり飲まない、プリン体の多いつまみを控えるなどを心がけましょう。目安量としては1日、日本酒1合、ビール500mL、またはウイスキー60mL程度です。


●砂糖、果糖をとりすぎない

砂糖類や果物に含まれる果糖は尿酸値を上昇させます。これらを多く含むソフトドリンクやジュース類は控えましょう。果物の摂取は1日80kcalを目安とします。例えば、みかんなら2個、りんごなら1/2個、バナナなら1本です。


●水分を積極的にとる

痛風発作を起こしたことのある人では、尿量が1日2L以上になることが理想です。ご相談者はそこまで重症ではないので、1日1.5~2L程度の水分をとって、尿酸の排出を促しましょう。


●適切な運動を続ける

有酸素運動は尿酸値の上昇を抑え、高尿酸血症の人に併発しやすい高血圧症などの合併症予防にも有効です。息が弾み、じんわり汗をかく程度の有酸素運動を1日30分、週3回以上継続的に行いましょう。ちなみにウォーキングなどの歩数は1日に8000~1万歩が望ましいとされています。


●ストレスをためない

痛風にはストレスが大きく関係していると考えられています。上手に気分転換することを心がけてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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