薄毛の治療で飲み薬を試すべきか悩む
ここ数カ月で抜け毛が多く、医療機関で薬を処方してもらうか悩んでいます。2、3年前にも薄毛が心配で皮膚科を受診した際には、薬を飲む方法と塗り薬を使う方法を提示され、費用面などの理由で塗り薬を試すことにしました。しかし、塗り薬を使用中にそれまでにない感覚の頭痛があり、からだに合っていない感じがして使用をやめました。とはいえ、飲み薬にも内臓や血液への副作用がある程度みられると聞いたので、改めて飲み薬を試してみるべきか決めかねています。
男性/30代
2023/02/22
ここ数カ月で抜け毛が多く、治療に関するご相談ですね。2、3年前には塗り薬を使用し、からだに合っていない感覚があり、中止した経緯があるとのこと。
日本人の男性型脱毛症は、成人男性で軽症の方も含め、約30%に症状があるといわれています。男性型脱毛症は、毛包(毛髪がつくられる場所)が男性ホルモンの影響で、成長期毛包が十分に大きく育たないうちに、休止し、毛包自体が小さくなってしまうことで症状が現れます。ホルモン以外にも、遺伝的な要因も大きく関連しているようです。
日本皮膚科学会による「男性型脱毛症診療ガイドライン」では、男性の男性型脱毛症の治療について、フィナステリド(内服薬)とミノキシジル(塗り薬 )の治療が推奨されています。フィナステリド(内服薬)は、自費診療となっています。
飲み薬の使い方の情報としては、症状の重症度に関係なく、少なくとも1年は服用が必要で、塗り薬との併用で効果が期待できるとされています。このフィナステリドには、いくつか副作用がありますが、どんな薬でも副作用が出る可能性はあり、また、必ずしも薬を使った方全員に症状が出るわけではありません。
受診の際に、以前、塗り薬を使用した際にからだの変調があり使用を止めてしまったこと、そのため治療を行うことに慎重になっていることを遠慮せず医師に話し、治療のメリット、デメリットをよく聞いたうえで、検討して選択されるといいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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