鼻中隔彎曲症の術後、経過に不安が
2年ほど前に鼻中隔彎曲症と診断され、2週間前に鼻中隔矯正手術と粘膜下下鼻甲介骨切除術を受けました。事前に難しい手術だという説明は受けていましたが、術後、医師によると鼻の先端下部の彎曲が強く、1cmは残すことが望ましい鼻中軟骨を、8~9㎜程度しか残せなかったとのことです。そのため鼻が弱くなり、強い衝撃を受けると容易に軟骨が潰れるということです。日常生活に問題はないが鼻が潰れた場合、耳鼻科では処置ができないので、形成外科にかかるように言われました。何となく見放された気がして不安です。軟骨の再建はできないのでしょうか? もし鼻が潰れたらどうすればいいのでしょうか?
男性/30代
2023/02/09
手術前の予定とは異なる結果を手術後に説明され、また、顔の中心にある鼻が衝撃により変形したりしないかという不安、無理のないこととお察しします。鼻中隔彎曲症の外科治療として行われる鼻中隔矯正術と粘膜下下鼻甲介骨切除術は、内視鏡下手術で、からだへの負担が少ない手術です。しかし症例によっては細かい手技が必要になるため、難度の高い手術になることもあります。術後に鼻中軟骨を8~9㎜しか残せなかったとのことですが、1cm残すのと比べてどれくらい強度が落ちるのか、どの程度の衝撃で折れる可能性があるか、日常生活での注意点などの説明はあったのでしょうか。
ご相談者の質問内容からは、十分な説明がなかったのではないかと推察されます。不安が拭えないようでしたら、手術の結果や現時点での鼻の状態、今後の経過観察や治療などについて、ほかの耳鼻咽喉科専門医にセカンドオピニオンを受けることも1つです。
セカンドオピニオンを受ける際には、これまで受けた診断・治療情報が必要になります。手術を受けた医師にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝え、データを準備してもらいましょう。データがないと、セカンドオピニオンを受けることはできないため、必ず入手するようにします。また、セカンドオピニオンは医療機関によって手続きや費用が異なります(保険適用外で自費になるため)。受けてみたい病院が決まったら、サイトなどで確認しましょう。
なお、それまでに万一、転倒などで顔面を打ち、鼻の変形やひどい腫れが生じたら、速やかに形成外科を受診してください。一般的に鼻骨骨折の場合、早く治療すれば、多くは受傷前の形態に戻ります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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