滲出性中耳炎の治療中。鼓膜は問題ないと言われたが……
滲出性中耳炎の治療を受けていますが、なかなかよくなりません。再度、耳鼻科でティンパノメトリー検査をしてもらいましたが、問題ないとのこと。しかし、左耳の聞こえが悪く、耳鳴りや自声強聴などの改善の兆しがみられず、つらいです。
女性/40代
2023/02/06
滲出性中耳炎と診断され、その後なかなかよくならないご様子ですね。通院しているにもかかわらず症状が続き、何とかしたいとのお気持ちが伝わってきました。
滲出性中耳炎は、中耳腔に滲出液がたまって聞こえが悪くなる疾患で、抗菌薬の内服や耳の処置、必要に応じて鼓膜を切開して中の膿を出して治療を行います。中耳に体液が貯留しているかの判断には、ティンパノメトリー検査が有効で、その後の治療方針に役立ちます。この検査では、鼻から耳管の入り口に空気をあて、音を確認して耳管の腫れの程度や体液貯留の有無を知ることができます。治療や症状の経過には時間がかかる場合も多く、慢性化させないために根気強く通院が必要とされています。
ご相談者は、継続して耳鼻科で診てもらっているご様子ですね。病態の把握に必要なティンパノメトリー検査を受けられ、おそらく内服治療や、鼓膜の処置などもされていることとお察しします。これまで行ってきた治療がより有効になるよう、睡眠や食事をしっかりとり、疲れやストレスをためないよう、からだを整えていただくといいでしょう。
また、生活上の注意点としては、強く鼻をかむと、鼻やのどの細菌をさらに中耳に送り込んでしまうといわれ、鼻かみは優しく行っていただくとよいでしょう。慢性化させないために、現在も内服治療中であれば、指示量、次の診察や検査の指示などを守っていただき、症状に変化があったら、早めに相談していただくといいですね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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