1歳児が発熱後、おなかに発疹。突発性発疹？

熱があり、昨夜からおなかのあたりに発疹が出てきて、突発性発疹ではないかとお考えですね。突発性発疹は、生後5カ月から2歳くらいまでの乳幼児がかかることが多く、予後が良好な病気です。急な高熱(38～39℃台)が3～4日続き、解熱とともにおなかや背中に色の薄い発疹が出てくるのが一般的ですが、症状の出方には個人差があります。発熱があっても比較的元気で食欲もあり、機嫌がよいのが特徴ともいわれています。

受診の必要性については、再度の発熱、ポツポツが水ぶくれのようになる、発疹が広がる、機嫌が悪い、食欲がないなど、症状の変化はありませんか。発熱より少し遅れて発疹が出るという症状は、突発性発疹だけでなく、ほかのウイルス感染症(風疹や水痘など)でもみられることがあります。医師に正確に診断してもらうことで、経過の見方や適切な対処法がわかり、今後のお子さんの健康管理(感染症の罹患歴の把握)にも役立ちます。

きちんと診断を受けておくためにも、お早めにかかりつけの小児科を受診いただくことをおすすめします。受診の際には「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「主症状の変化や別の症状があるか」などを医師に伝えるとよいでしょう。