Question

心電図の検査結果のPR短縮とは?

健康診断での心電図の検査結果に、PR短縮と記載されていました。再検査や経過観察でもなかったのですが、PR短縮とは何でしょうか? 日ごろ動悸がすることもあり、関係がないのかと気になっています。

男性/40代

2023/01/29

Answer

心電図は、心臓が収縮を繰り返すときに発する電流を体外から記録する検査です。心臓の電気的な活動の様子を波形のグラフにすることで、心臓のどの部分にどのような異常が起きているかを知ることができます。一般的には、所見があっても病気とは限らず、精密検査を必要としない場合もあります。

ご相談者の心電図の結果は、PR短縮と記載されていたようです。


心臓は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれていて、心臓は収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送っています。心臓を動かすときに電気の興奮が右心房の洞結節から発生し、房室結節を通り心室へ伝わっていきます。PR時間とは心房の興奮から心室の興奮の始まりまでの時間をいいます。そして、PR短縮とは房室伝導時間が短いことを意味します。考えられる原因は以下の3つです

①房室結節が生まれつき小さい

②交感神経の活動性が亢進している

ストレスや疲労などで交感神経の活動性が高くなる場合があり、活動性が高いと動悸を感じる場合があります。

③ 房室間に房室結節以外の伝導路がある

通常、心臓の興奮は心房から始まって、房室結節を通り心室に至りますが、違う伝導路を作る場合があります。副伝導路症候群といわれ、頻拍発作(脈が早くなる)を伴うことがあります。


多くの場合は、上記の①、②によるものであり、特に心配のいらないものです。

しかしご相談者は、日頃から動悸が起きるために、心臓の健診結果との関係が気になっていらっしゃるようです。動悸は心臓だけでなく、他の原因でも起きる場合はありますが、一度、健診結果も含めて、かかりつけの内科、または近隣の循環器科を受診してご相談されてはいかがでしょう。動悸の原因がわかり、治療の必要の有無がわかったほうが安心できるのではないでしょうか。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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