Question

更年期障害のホルモン治療、急にやめても大丈夫?

更年期障害の治療を受けています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの貼付薬と飲み薬を組み合わせ、医師の指示するサイクルで投薬と休薬を行って3カ月経ちました。ホットフラッシュは改善したものの他の症状はあまり変わりません。ホルモン治療は長く続けると乳がんの副作用が心配でやめたいと思っています。急にやめても危険はないでしょうか?

女性/40代

2023/02/01

Answer

更年期障害の一般的な治療方針は、ホルモン補充療法(HRT)、代替療法として漢方治療があります。

ホルモン補充療法は、女性ホルモンの欠乏によって起こる症状(ほてり、発汗、不眠など)を改善します。年齢や治療の目的、合併症などを考慮して薬の種類や、量、投与方法を決定します。


ご相談者が心配されている乳がんになるリスクですが、ホルモン補充療法の継続治療5年で1.4倍とされており、現段階であまり心配されなくてもよいと思われます。ホルモン薬は、内服を中断した時点で効果はなくなり、卵巣などの臓器の働きは治療前の状態に戻ります。薬の作用は残存しないので、中止してもからだに危険が及ぶものではありませんが、治療に関してはまず主治医に現在の症状の様子や、疑問点などを相談され、今後の治療方針の説明を受けられてはいかがでしょうか。医師から十分な情報を得て、ご相談者にとって納得のいく判断ができますことを願っております。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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