背中の痛みで腎臓の病気を疑ったが異常なし。原因不明で不安

腎機能の検査値の改善について、再度受診する場合は何科か、胆嚢ポリープと背部の痛みとの関係についてのご質問ですね。

まず、腎臓内科の受診時の検査結果と健康診断時の腎機能の結果に変化がみられたとのことですが、腎機能に関する尿および血液などの検査方法は複数あり、医療機関によって方法が異なることはよくあります。また、健診は健康な方が異常を早期発見するためというのがおもな目的であるのに対し、医療機関での検査は医師が診断のために行うものです。健診よりも詳しく検査を行うのが一般的で、両方の結果に変化がみられるのはそのためでしょう。

今回、それぞれの結果の違いはわかりかねますが、腎臓の専門である内科医師の診察を受けて問題ないとのことなので、医師の診断結果を尊重していいのではないかと思います。

胆嚢ポリープは、胆嚢の内側の粘膜がこぶのようにふくらんでいる状態で、通常、痛みなどの自覚症状はなく、定期的な検査で経過をみていきます。一般的には、大きさが10㎜以上あると、精密検査の目安になります。通常の範囲であれば、自覚症状は伴わない変化なので、痛みとは関係ないものではないかと思われます。経過が心配であれば、消化器内科を受診し相談してもよいでしょう。

背中の痛みの原因はさまざまなことが考えられ、優先順位の高いものとして狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患が挙げられます。そのほか、肋間神経痛などの場合もありますが、症状が気になり受診を考えるのであれば、まずは優先順位の高い循環器の問題がないか診察を受けてはいかがでしょうか。受診科目は循環器内科、循環器科となります。

受診後、医師から循環器の問題はないと判断された場合は、ほかの科目を受診する必要があるのか、その場合はどの科目を受診すればよいか相談してみましょう。