Question

自己主張が始まる2歳児への対応は?

2歳の息子がまだできないこと・危険なことをしたがるようになり、自分の思い通りにならないと物を投げたり、蹴ったりします。公園で友だちと別れるときなどに周囲が困惑するほど泣き、外遊びさせるのが怖いくらいです。最近始めたトイレトレーニングも嫌がってうまくいきません。この時期を乗り越える心構えや、しつけのアドバイスなどがあれば教えてください。

女性/20代

2023/01/14

Answer

好奇心が芽生えたり、泣き叫んで自分の意思を表現したりと「イヤイヤ」は成長の証です。しかしそれを理解していても毎日の生活のなかでは戸惑うことが多く、親のほうが泣きたい気分になることもあるでしょう。一般的に2歳前後は「自我が芽生え、情緒が発達する時期」です。自分のしたいこと、嫌なことがはっきりとわかりはじめ、自己主張をするようになります。しかし、ほしいと思うことを我慢したり、待つことはまだできません。親が困るようなときに限って「イヤ!」と言い出すこともよくあります。そして、思い通りにいかないと反抗したり、大泣きします。多くの親御さんが頭を悩ませるところだと思います。


一般にイヤイヤ期が始まったら、子どもの自己主張を抑え込まずに言い分に耳を傾け、気持ちに沿うことが大切です。何でも思い通りにしてあげるのではなく「したい」「イヤ」という子どもの気持ちをいったん受け止めてあげるのです。


例えばアイロンに触りたいと言ったら「触ってみたいのね。でも熱いみたいだから、お母さんが先に少し触ってみるね。熱い!  次は一緒に手を近づけてみようか。ほら、近づけるだけでこんなに熱いよ。熱いと痛くなるから、遠くから見ていようね」といったふうに、子どもが理解できる伝え方をするのも1つの方法です。ボウルに入れた湯や水で一緒に「熱い」「ぬるい」「冷たい」と温度の違いを体験させるなど、矛先を変えるのもよいでしょう。新しいこと、知りたいことを少しでも体験することで子ども自身が納得でき、好奇心が満たされることもあると思います。


ただし、命に関わることや、けがにつながることには、心を強くして言い含めることが大切です。それで一時的に関係が悪くなったとしても、子どもの安全を守ることは何よりも優先されるため自分を責める必要はありません。物を投げたり、蹴ったりするのは「気持ちをわかってもらいたい」という表現とも考えられます。注意する前にまず受け止め「でも物を投げては危ないよ」「蹴ると痛いし、蹴られたほうも痛いよ」と優しく伝えてみましょう。時には「もう置いていくよ」「もう知らないよ」と言いたくなってしまいますが、子どもを不安にさせる言葉は避けたほうがよいです。


ぐずって泣き止まないときの工夫として、子どもの顔を前に向け抱っこして座ります(親は楽なように、壁を背にして足を投げ出して座るとよい)。子どもは自由を奪われるのが嫌なので抵抗して腕から逃げようとしますが、しっかりと抱えます。苦しくないように気をつけながら時々手足をさすってあげましょう。最初は20分が目安です。親の息遣いや鼓動、温もりが伝わると次第に落ち着いてきます。時間になったら顔を拭き「わかったね」「帰ろうね」など声をかけて終わりです。


しつけにはさまざまな考え方があり、正解がないものです。今は子どもの気持ちとの折り合いのつけ方を模索する時期と割り切って、疲れすぎないように心がけましょう。地域の育児相談窓口を活用したり、家族にも協力を求めるのもおすすめです。できるだけたくさんの人に育児に参加してもらい、1人で悩みを抱えないようにしましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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