イブプロフェンと新型コロナワクチン
長年頭痛に悩まされ、市販の鎮痛薬(おもにイブプロフェン系)を服用しています。新型コロナワクチンの接種にあたって、イブプロフェンはワクチン効果を阻害する、もしくは危険との情報もあり、ワクチン接種まで飲み続けていて大丈夫でしょうか?
女性/50代
2022/12/15
服用されている鎮痛薬が、新型コロナワクチン接種に影響がないかとのこと。まず、イブプロフェンの服用により、新型コロナウイルス感染時に症状が悪化したり、ワクチンの効果に影響が出たりすることを示す科学的な根拠は得られていません。また、薬を服用していることでワクチンが接種できないということはなく、接種前に頭痛があり鎮痛薬を服用した場合も、接種には差し支えありません。
ワクチンの副反応が現れた際、必要な場合は市販の解熱鎮痛薬を服用して対処することもありますが、ワクチンと併用できない、または注意したほうがよいとされる薬品についても特記事項はありません。また、厚生労働省やワクチン製薬会社の情報からも、特別な問題や悪影響はないと考えられます。
ただ、今まで服用したことがないアセトアミノフェン系の鎮痛薬を、接種直前や副反応出現時に初めて服用するのは不安かと思います。アセトアミノフェンは比較的安全な成分とされているので、頭痛の際に効果を試してみるのも方法かと思います。
アセトアミノフェン系の鎮痛薬ではあまり効果がなく、普段から服用されている鎮痛薬を使用したいとけれど心配な場合には、一度薬局の薬剤師などへ相談してみるとよいでしょう。
※2022年12月15日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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