Question

音やにおいに過敏に反応しすぎてしまう

もともと神経質な性格で、ここ数年、引っ越しや在宅勤務が増えるなどで生活環境が変わってから、ちょっとした音やにおいに過敏に反応してしまいます。車のエンジン音や人の話し声がするたびに外を確認したり、たばこなどのにおいが部屋に入ってくるとイライラしてしまうような状況で、周囲とのトラブルに発展しないか不安です。自分では受診すればよいのか、カウンセリングに行けばよいのか判断がつきません。どうしたら改善できるでしょうか?

女性/20代

2022/12/18

Answer

生活環境の変化で、音やにおいに過敏になってしまい、平静でいられるか不安を抱えているとのこと。からだに現れる症状は、からだの器質的問題で起こることが多いですが、器質的問題がなくても、心身の疲労や緊張などの心理的要因でも起こることがあります。なぜなら、心理的要因によって自律神経のバランスが乱れると、さまざまなからだの不調を引き起こす誘因になるからです。転居や在宅勤務など、生活環境が変化することは、自身が想像している以上に心身への負担が大きいのかもしれません。

一般的に、気になる症状が2週間以上続いたり、生活への支障が出てきたら受診の目安となります。 音やにおいが脅威に感じるようになり、近隣の人とのトラブルに発展しかねないとの不安もある様子から、精神面の影響が大きい場合には、まずは心療内科、精神科を受診されることをおすすめします。

また、耳や鼻に異常を感じる場合は耳鼻咽喉科への受診も必要かと思われるので、受診の際に、症状や他科への受診の必要性があるかどうかについても相談するとよいでしょう。


勤務先に産業医や保健師などの職場の健康管理を担う産業スタッフがいる場合もありますが、いかがでしょうか。職場に理解者がいることで気持ちが楽になり、職場で症状がつらいときなどの対策なども相談にのってくれるでしょう。


また、彩りのよい三度の食事や規則正しく生活すること、散歩など気持ちが楽に感じられるような習慣は、心身のバランスや調子を整え、からだの抵抗力や免疫力を高めてくれます。自宅では、1日の疲れを取るために、ぬるめの湯にゆっくりと入ったり、心地よさを感じるような香りの入浴剤を使ってもよいです。良質の睡眠をとるために、就寝前には少し暗めの間接照明にしたり、好きな音楽を聞いてもよいでしょう。ご自身を十分にいたわってあげてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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