自治体のがん検診と人間ドックのがん検診は同じ?

男性/50代
2021/12/21

住んでいる自治体からがん検診のお知らせが届きました。これは人間ドックで行われているがん検診と同じものでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

日本のがん検診は、職場や地方自治体などが行っている対策型検診と、人間ドックなどの医療機関で行われている任意型検診の2種類に大きく分けられます。


 対策型検診は、対象とする集団全体の死亡率を下げることを目的に行われ、市区町村や事業所・健康保険組合が実施している集団検診、たとえば住民健診や職域健診がこれに該当します。市区町村や事業所・健康保険組合から委託を受けた機関が行うこともあります。対策型検診は公共的な予防対策として行われ、公的な補助金が出るため、無料あるいは少額の自己負担で受けられます。また、受診者が身体的・心理的な負担などで不利益を受けないような検査法が選ばれています。


 これに対して、任意型検診は、公的な健診である対策型検診とは異なり、個人の死亡リスクの減少を目的としています。医療機関や健診機関が任意に提供するサービスで、人間ドックが代表例です。健康保険組合から補助金が出ることもありますが、基本的には全額自己負担です。検診内容や料金、オプションで選べる検査などは、医療機関によって異なります。

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