子宮筋腫のUAE(子宮動脈塞栓術)とは?

2022/12/18
漿膜下筋腫(へそ上まで)動脈圧迫のために血栓の危険があるとのことで、子宮の全摘出をすすめられています。UAE(子宮動脈塞栓術)も検討したいのですが、通院する病院では行っていないとのことで、別の医療機関を受診する予定です。症例が少ないそうですが、UAEについて教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
子宮筋腫のUAE(子宮動脈塞栓術)に関する一般的な情報は以下の通りです。
【子宮筋腫の場合の適応】
●子宮筋腫による症状があり、対症療法では改善が見込めない場合
●閉経前の方
●妊娠していない、将来妊娠を希望していない方
●子宮、卵巣の悪性腫瘍がない方
●造影剤アレルギーのない方
【合併症】
●下腹部痛(塞栓後後遺症といわれるもので鎮痛剤で対応)
●術後感染(抗生物質で対応し、病状によっては子宮摘出の場合も)
【術前検査】
●造影MR
●そのほか一般術前検査(血液検査、心電図など)
【入院日数】
5日から1週間前後との情報があり、治療を受けられる方の病状、持病の有無、術後の経過などから期間が長くなる場合も
【医療機関ごとの症例数】
医療機関によって、手術件数や治療に関するデータを任意で公表することはあり、その場合も各医療機関で公表方法が異なるため、把握できる情報には限りがある
UAEについては、患者さんの個々の状態をもとに治療の適応を検討することが大切なので、UAE治療を行っている医療機関のセカンドオピニオン外来を受診することも選択肢の1つではないかと考えます。 その際は、事前にセカンドオピニオン外来受診について医療機関へ問い合わせたうえで受診しましょう。


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