子どもの予防接種が針を刺しただけにしか見えず、心配
子どもの予防接種は2歳過ぎまで小児科で受けていました。しかし早めの予約が必要だったり、待ち時間が長かったり、病院が遠かったりで、最近は近所の内科で受けています。ただ、その内科は小児科で受けていたときと違い、アルコール消毒をせず、注射も針を刺しただけにしか見えないほど速く、本当にワクチンが注入されているのか心配になるほどです。これまでインフルエンザと日本脳炎の予防接種を受け、どれも同じ感じでしたが大丈夫でしょうか?
女性/20代
2022/12/07
忙しい中、時間のやりくりをしながら、お子さんの予防接種を受けに行っているのですね。接種の方法や手技が受ける病院によって違うと、戸惑いや疑問が生まれてしまいますね。
一般的に医療関係者は、感染症を予防しながら、子どもが痛がらないように、注意を払ってワクチン接種を行っています。痛みの感じ方を軽くする手技として、短い時間で、手早く済ませたほうが痛みの割合が少ないという報告がありますが、どの程度の速さで接種するという決まりは、調べた中にはありませんでした。一般的には、速度に左右されて接種の効果が低いということはいわれません。
お子さんが内科で接種した、インフルエンザワクチンと日本脳炎ワクチンの接種量は、3歳未満では0.25mLととても少ない量です。
この少ない量が適切に皮下に接種できるように、接種部位、注射器、注射針が選ばれます(あらかじめワクチンが入った注射器もある)通常、皮下に接種されれば、薬液が外に漏れ出すことはありません。
また、接種前の皮膚のアルコール消毒については、いろいろな意見があり、高度に汚染された皮膚でなければ注射部位から感染をすることはまれであると考えられています。日本では、多くの接種機関が、接種部位にアルコール消毒をして皮膚の表面の汚れを落としているようです。
なお、これからもお子さんが安心して予防接種を受けるために、今回の質問を医師や看護師に確認し、直接説明を受けるとより安心できると思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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