自律神経失調症で処方された薬が効いている感じがしない
心療内科で処方された薬についての相談です。自律神経失調症になり、漢方薬(ツムラ24番とツムラ38番)を処方されたものの、効いている感じがしません。そのことを先生に伝えたら、飲まないと症状がどうなるか試してみては、と言われました。効果が感じられないのに飲み続けるのは、からだによくないのではと思っています。
女性/40代
2022/12/05
心療内科で処方されている漢方薬の効果が実感できず、お悩みなのですね。まず、一般的に漢方は、その人の体質や症状にあったものでないと、十分に効果を得られません。ツムラ38番は「手足の冷えを感じ、下肢が冷えると、下肢または下腹部が痛くなりやすい」といった体質に効果があり、ツムラ24番は「体質虚弱で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、とくに便秘の傾向がある」といった体質に効果があるといわれています。
ツムラ24番に関しては、4週間内服することで漢方の有効率は73.3%という結果がいわれているようです。残念ながら、ツムラ38番に対して同様の臨床効果の資料は確認できませんでした。
ツムラ24番、38番の一般的な副作用としては、高血圧や体重増加、むくみなどが自覚されやすい症状とありますが、副作用の出現頻度は不明となっております。これまで服用されてきて、これらの症状がないようであれば、飲み続けることへのからだの影響を心配しすぎる必要はないかと思います。
漢方をやめてみることで、症状がどう変化するか試してみては、とのアドバイスについて、迷われている気持ちを主治医にお伝えし、今後の飲み方を再度ご相談されてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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