幼児の血便、受診の目安は？

血便がみられた際の受診の目安として、意識がはっきりせずぼーっとしている、顔色が悪い、突然激しく泣く、発熱や下痢といった症状を伴う場合には緊急性があります。一方、硬い便のため、肛門裂傷が起こり、痛み・出血が生じたり、食べ物や薬の影響で便に赤いものが混じることもあります。こうした場合は数日中にかかりつけの小児科を受診することをおすすめします。診察の結果として治療の必要がないこともありますが、医師の判断があれば、安心して過ごすことができると思います。

便が硬いときには、腸内細菌を整えるヨーグルトや食物繊維の多い果物のほか、しっかりと水分をとるようにしましょう。ただし、おやつが増えて食事量が減ってしまうと、便の量が減り腸への刺激も少なくなるので注意が必要です。毎日決まった時間に排便する習慣をつけるために、トイレタイムを確保することも大切です。

また腸の動きを助けるためにも、たくさん遊び、からだを動かすようにしましょう。元気に遊ぶと汗をかきますが、汗の量が増えると体内の水分量が減るため、水分摂取量は増やしたほうがよいでしょう。無理に飲ませるのではなく、子どもの様子をみながら量を調整してください。