Question

子宮内膜症での手術。別の選択肢がないかセカンドオピニオンを受けたい

子宮内膜症によるチョコレートのう胞のため、薬物療法を続けてきた妻が手術をすすめられました。本人はできれば手術したくないとのこと。ほかの選択肢がないか、ほかの病院でも意見を聞いてみたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

男性/40代

2022/10/30

Answer

本来は子宮にある子宮内膜が、卵巣の深部にできる病変を「チョコレートのう胞」といいます。チョコレートのう胞は良性の病気で、月経痛、月経時以外の下腹痛、腰痛、性交痛、排便痛などの諸症状がありますが、直接的な生命の危険がないことが多いです。しかし、大きさの変化や突然の激しい下腹痛がみられたり、卵巣がんを発症するリスクが高くなる可能性もあるため、定期的に経過観察を行い、状況に応じて治療方法を見直していくことが必要になります。


病状の程度によって治療方針が異なるため、主治医の診断や治療方針(ファーストオピニオン)を理解したうえで他の医師の意見も聞くことで、納得して治療を受けることができると考えます。

セカンドオピニオンを希望する際にはまず、これまでの検査データや経過のわかる記録および紹介状を主治医に書いてもらい、セカンドオピニオン先の医療機関に持参します。セカンドオピニオンでは新たな検査は行わず、主治医の意見やこれまでの検査データを基に治療方針などの説明が行われます。


なお、セカンドオピニオンは保険診療の範囲外のため、受診の費用は全額自己負担となります。またチョコレートのう胞がセカンドオピニオンの対象となっている医療機関か、利用にあたっての手順や必要な資料、費用についてなど、事前に確認しておくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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