Question

飛蚊症と診断され、レーザー手術をすすめられた

左目にゴミのような、糸くずのような黒っぽいものが見えるようになったため、眼科を受診したところ、飛蚊症と言われました。網膜剥離の前兆とのことでレーザー手術をすすめられたのですが、このまま治療をしなかったら悪化するのでしょうか? レーザー手術以外の治療法についても知りたいです。

女性/40代

2022/10/29

Answer

目に黒っぽいものが見えるようになったのですね。速やかに受診された様子で安心いたしました。飛蚊症の症状はいろいろな原因から起きますが、まず網膜剥離との関連からご説明します。

網膜剥離は、網膜に裂け目ができてから、やがて剥がれていきます。この裂け目ができることを網膜裂孔(れっこう)といって、裂孔になると、飛蚊症が現れることがあります。裂孔の状態は個人で異なるため、そのまま何も起きない場合もありますが、放っておくと網膜剥離となり、さらに進むと、すべての網膜が剥離して物を見る働きを失い、深刻な視力障害を起こします。そのため、レーザー治療などで予防的に治療をすることが行われています。


治療法については、レーザー以外に、眼球の中に空気や特殊なガスを注入する「気体注入法」や、目に針のような細い機器を入れて硝子体を切って取り除く「硝子体手術」、眼球の壁の外側にバックルと呼ばれる材料を縫いつける「強膜バックリング」などがあります。

複数の中から、その人に合わせた方法が選択されるので、ご自身にどの方法が一番合うかを主治医とよく相談することが大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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