要介護認定で受けられるサービスを知りたい
3カ月前に父親が脳出血を発症して入院中です。主治医によると、退院後も片麻痺と一部高次機能障害が残ってしまうとのこと。現在、要介護認定を申請中ですが、要介護となった場合、通院リハビリの送迎サポートなど、どのようなサービスが利用できるのか教えてください。
女性/20代
2022/10/27
お父様が、脳出血による入院からの退院後、自宅での介護が必要な状況となるとのこと。要介護となった場合、どのようなサービスを利用できるのかについて説明します。
介護保険サービスは、65歳以上は原因を問わず要支援・要介護状態となったときに、40~64歳は特定疾患が原因で要支援・要介護状態になった場合に受けることができます。
今回は、脳血管疾患で特定疾病に該当すると思われ、必要な手続きを行えば対象となります。
介護保険のサービス利用にあたっては、住まいの市区町村の窓口で介護認定の申請手続きをし、認定を受けたあと、本人や家族の希望を聞きながらケアマネジャーなどと相談して作成するケアプランに基づき、サービスを利用します。利用できるサービスについては、介護の度合い(要支援1、2、要介護1~5)によって異なり、自治体によっては地域独自のサービスを行っているところも あります。
要介護と認定された場合に受けられるサービスにはこのようなものがあります。
●住宅サービス/訪問サービス
・訪問介護(ホームヘルパーが訪問し、身体介護や生活援助を行う)
・訪問看護(医師の指示のもと、看護師が健康チェックや点滴の管理など行う)
・訪問入浴介護(移動入浴車などで訪問し、入浴介助を行う)
・訪問リハビリテーション(リハビリの専門家に訪問してもらい、自宅でリハビリを受ける)
・居宅療養管理指導(医師、歯科医師、薬剤師、栄養士などに訪問してもらい、療養上の管理・指導を受ける)
●住宅サービス、通所サービス
・デイサービス(食事や入浴などの支援や、心身の機能を維持・向上するためのリハビリや、口腔清掃や口唇・舌の機能訓練などを日帰りで行う)
・デイケア(施設や病院などで、日常生活の自立のために理学療法士、作業療法士などが日帰りでリハビリを行う)
●住宅サービス、短期入所サービス
・ショートステイ(施設などに短期間入所し、食事や入浴などの介護や機能訓練を行う)
・短期入所療養介護(施設などに短期間入所し、医療や介護、機能訓練を行う)
●施設サービス
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・介護療養型医療施設
・介護医療院
ほかにも、地域密着型介護サービス、居住介護支援、福祉用具に関するサービスや住宅改修などがあります。
いずれにせよ、今は介護認定されていない状況なので、認定を受けてから利用できるサービスについてはケアマネジャーと相談するとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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