Question
帯状疱疹の予防接種、50歳以上は受けたほうがよい?
帯状疱疹の予防接種があると聞き、50歳以上は接種したほうがよいといわれたものの、副反応のことなどはわからず、判断できません。また、接種するなら何科に行けばよいのでしょうか?
男性/50代
2022/10/17
Answer
帯状疱疹の予防接種は、50歳以上は接種したほうがよいといわれたとのことで、ご自身で健康管理に気を配っている様子が伝わってきました。
帯状疱疹は、以前にかかった水痘(水ぼうそう)ウイルスが体内で再活性化されることで発症します。皮膚の知覚異常、痛みに続き、紅斑、水疱が現れ、その後、状況によっては神経痛を残すこともあります。
原因が水痘ウイルスなので、水痘の予防接種が帯状疱疹の予防として使われ、50歳以上の人が任意接種(希望する方のみ)として対象となります。帯状疱疹を目的とした50歳以上の人の副反応には、注射部位の発赤、かゆみ、熱感、腫脹、硬結など、重大な副反応としてはアナフィラキシー(血圧が急激に下がる)が報告されています。
米国の報告では、50~69歳で69%の予防効果が認められており、日本での臨床データは、今後の集積が待たれている状態です(日本では、2016年3月に水痘ワクチンを帯状疱疹の予防として接種することが承認されました)。接種は、内科で相談するのが一般的ですが、かかりつけ医がいれば、そちらでこれまでの既往歴を考慮し、予防接種を受けるか検討してみるのもよいかと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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