クレアチニン値が高い。食事で気をつけることは?

健康診断でクレアチニンの数値が基準値を超えていて、内科の受診をすすめられました。たんぱく質の摂取を控えたほうがよいのか、摂取したほうがよい食品はあるか、動物性と植物性ではどちらのたんぱく質を積極的にとるとよいかなど、食事面で気をつけるとよいことについてアドバイスをお願いします。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
健診の結果、クレアチニンの数値が基準値を超え、内科受診の指示があったのですね。今後、食事でどのようなことに気をつけるとよいか、気になられるのも当然のこととお察しいたします。
クレアチニンは、腎機能を評価する検査項目の1つです。一般的にはクレアチニン値が上がると、腎機能低下が疑われます。腎機能が低下した場合、その度合いによってはたんぱく質の摂取制限を行うことがありますが、これはクレアチニンの値で決まるものではありません。
現段階で、たんぱく質摂取制限が必要かどうかはわかりかねますが、健診結果で受診が必要となっているようなので、まずは一度かかりつけ内科などに結果をお持ちになって、相談されることをおすすめします。
ご相談者が今できる、腎臓の働きを保つための食事の留意点としましては「減塩」と「バランスのよい食事」を心がけることかと思います。塩分の過剰摂取は腎臓の負担になります。
【減塩のポイント】
●だしは濃いめにとって、塩分を控える。ただし、インスタントのだしの素は食塩量が多いので注意を
●レモンや酢、香辛料や香味野菜などを利用すると、薄味でもおいしくいただける
●旬の新鮮な素材を使って、味や香りを楽しむ
●加工食品(干物、水産練り製品、塩蔵品、缶詰、ハムやソーセージなど)は、塩分量が多いので、なるべく使わない
●食卓では、塩やしょう油、ソースなどの調味料をできるだけ使わない
●漬けもの、佃煮、梅干しなど、食塩の多い食品は控え、めん類の汁は残すようにする
食事バランスが崩れ、栄養素の過不足が起こると、からだの不調を招きやすくなります。食事は1日3食、それぞれ主食(ごはん・パンなど)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・きのこ・いも・海藻など)をそろえ、1日1回は牛乳・乳製品、果物をとるようにするとバランスは整いやすくなります。なお、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質はどちらかに偏りがないよう、いろいろな食品を組み合わせてとることが大切です。


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