Question

夜中に目が覚めて眠れず、仕事に影響が……

ここのところ、夜中に目が覚めて、そのまま朝まで眠れない日が続いています。日中、仕事でうっかりミスをしたりすることが出てきたので改善したいのですが、ふだんはまったくお酒を飲んでおらず、飲むとすぐ眠くなるのに、お酒を飲んで寝てみても夜中に目が覚めてしまいます。何かよい方法はないでしょうか?

女性/40代

2022/10/13

Answer

。。夜中に中途覚醒し、その後も寝つけず、仕事に影響が出ている状況なのですね。からだだけでなく、気持ちの面でも負担を感じられているのではないかとお察しいたします。


不眠には「よい睡眠が得られない」状況のことをいい、寝つきが悪い、寝ている最中に目が覚める、早朝に目が覚める、起床時に眠った感じがないなどの症状があります。

精神的ストレスやからだの痛みなどが原因で、一時的によく眠れないことは生理的な範囲でもみられます。しかし、不眠の症状が慢性的(週に2回以上、1カ月以上続く)にみられ、日中の眠気や集中力の低下、倦怠感などにより仕事や生活に支障をきたす、ご本人が苦痛を感じる場合は生理的な範囲を超えていると考えられるでしょう。


自身でも、ふだんは飲まないアルコールを飲んでみるなど、対策を試みたようですね。ただ、アルコールは一時的に寝つきをよくしますが、中途覚醒が増えて睡眠が浅くなり、熟睡感が得られにくいといわれています。また、不眠は「体内時計の乱れ」に加え、「不安・ストレス」、休日の寝だめや長時間の昼寝などの「誤った睡眠習慣」などが関係していることもあります。


生活習慣や食事面での改善の工夫について、下記に例を挙げます。これらの方法を試してみても睡眠の様子に変化がなく、生活への支障や苦痛を感じるようでしたら、精神科や心療内科、もしくはかかりつけ医へ相談されることをおすすめします。

●規則的な生活を送る……朝日を浴びることで睡眠と覚醒リズムが整う。

●バランスのよい食事をとる……夕食は食べ過ぎず、消化のよい食事を中心にする。

●嗜好品のとり方を工夫する……カフェインやチョコレートも眠りを妨げるので、就寝前の飲食は控える。

●就寝1時間くらい前からは刺激を避ける……パソコン、テレビ、スマートフォンなどは避け、寝床につく1時間くらい前から部屋の明るさを少し落とすなどすると入眠しやすくなる。

●自分なりのリラックス方法を試してみる……就寝30分から1時間前に、軽いストレッチや腹式呼吸、深呼吸をベッドの上でゆったりとした気持ちで行ってみる。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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