Question

父の介護を任せきりだった母が寝たきりになり後悔

母が脳梗塞で倒れ、手術しましたが障害が残り、寝たきり状態になりました。それまで母は認知症の父を1人で介護し、私は気になりながらも仕事や子どもの受験、ここ数年はコロナ下で帰省できていませんでした。父の介護を母に任せきりにして、どうして母のからだを休められる配慮をしてあげられなかったのか、父母と正面から向き合ってこなかったのかと、後悔の毎日です。つらいときは我慢せず、気持ちを発散させほうがいいとは思うものの、食欲もなく、夜もあまり眠れず体調もよくありません。

女性/50代

2022/10/14

Answer

お母さまが倒れ、認知症のお父さまの心配もあって、離れた場所やコロナ下で会うこともできず、大変苦しんでいる様子に、胸が締めつけられる思いです。家庭の事情やコロナ下の影響で、会いたくても会えない状況にあったことが、今のご相談者の苦しみのおもな要因になっているように感じられました。あのときこうしていれば……という後悔は誰にもある経験だとは思いますが、実際にはご相談者は日常を日々一生懸命過ごしていたのだと思います。


お母さまもご相談者に心配をかけないよう、日々の負担について深刻には話していなかったのではと思われ、お父さまを自宅で介護していたことは母親の希望でもあったのかもしれないとも思います。現状の両親のことを思うと、とてもつらい気持ちになって当然のことと思いますが、その要因をご相談者自身に引きつけて考えないでほしいと思います。

さまざまな状況が重なって、結果として今の状況があるだけなのだと思います。ご相談者には大切な家族がそばにいて、ご相談者が家族を支え、逆に支えてくれる方もいるのではないでしょうか。


ご相談者の言う通り、つらいときには我慢せずに気持ちを発散させ、時にはご相談者自身がリラックスした時間を過ごすことはとても大切なことです。

睡眠への支障や食欲不振、ほかにもさまざまな不調を感じている様子です。つらいときにはくれぐれも無理せず、症状が2週間以上続いて日常生活に支障を感じているようなら、心療内科やメンタルクリニックなどの専門医療機関の受診も検討してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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