Question

かぜを引かない、長引かせないセルフケア法は?

かぜを引きやすくて困っています。冬におなかのかぜをくり返したり、のどのかぜが長引いたり……。もともと持病があるためか疲れやすく、微熱があり、疲労感が強い日も多く、有給休暇を使い切ってしまいます。これ以上の欠勤は困ると会社からいわれているので、自分でできる対処法についてアドバイスがほしいです。

女性/30代

2022/10/07

Answer

かぜを引きやすく、おなかのかぜをくり返す、のどのかぜが長引くなどがあるとのこと。背景に持病があり、疲労、微熱、倦怠感などの症状がみられ、有給休暇を使い切る状況のため、会社から欠勤は困るとの話で、自身の努力では改善が難しいのですね。自身では体調の管理を尽くしている様子で、日々はたからでは解らない苦労もあるのではとお察しします。


通常、かぜといわれる感染症は、多くはウイルスが原因といわれます。ウイルスの種類は多くありますが、からだの中に侵入し、発症したとしても症状は弱く、激しい症状を示すことは少ないものです。成人がウイルス感染を起こすときは、一般に免疫が低下しているときと考えられます。からだの背景に持病があること、疲れやすいなどの様子があると考えると、免疫が低下してかぜを引いているのかもしれません。


かぜ予防はセルフケアが大切です。主治医の指示を守りながら生活を整えるので、一般的な対処方法をお伝えします。

●規則正しい生活(睡眠と3回の食事はほぼ決まった時間にする)

●運動習慣を持つ

●3回の食事で栄養をとる、朝食をとる

●帰宅時は手洗いをする


体の不調があるときは、ストレスや疲労がたまったサインと考えて、普段の活動を少し控え、心身ともにゆっくりすることもよいでしょう。ストレス解消も大切なので、自身なりの解消法を見つけていきましょう。


また、持病があり就業されているとのことで、職場の配慮などが必要かもしれません。仕事をしながら療養していることを主治医はご存知と思うので、かぜをたびたび引き、長引くことや、疲れやすい、発熱などの症状を具体的に相談し、主治医から職場への就業上の指示や意見を確認するとよいでしょう。そのうえで、主治医の指示や意見があれば、職場の上司や、担当の産業医や保健師へ相談してください。


産業医や保健師は、従業員の心身の健康を守る役割があるので、相談者の現状や職場環境の負担など、話を聞き、力にもなってくれるかと思います。主治医の指示などがなくても、職場の健康相談を受けてくれると思うので、活用を検討してみてください。産業医や保健師が不明なときは、人事や総務などの労務管理を担当している部門へ問い合わせてみることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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