Question

やけど直後の日焼けは大丈夫?

5カ月の娘にやけどを負わせてしまいました。主治医に、やけどが治ったばかりの手の甲の日焼けについて聞くと「関係ないから日に当てて構わない」との回答がありました。やけど直後の日焼けはよくないと聞いたことがあり、主治医に不信感を抱いています。女の子なので傷あとは残したくないため、今後どうしたらよいでしょうか? 他の病院に相談したい場合、どうすればいいですか?

女性/20代

2022/09/29

Answer

やけどのあとが、茶色いシミのような状態になることはよく起こるものです。この状態は、炎症後色素沈着といわれます。けがや、やけどなど皮膚に炎症が起こった後に生じるシミで、からだのどこにでも発生し、特に足の甲やひざ、足の前面には起こりやすいといわれます。色素沈着は、おもに摩擦や日焼けによって起こりますが、やけどやけがなどが治る時間的経過も影響するといわれます。患部を入浴時にナイロンタオルなどでこすり洗いをすると、皮膚に色素が沈着し黒くなります。


また、やけどなど皮膚が炎症を起こしてから3カ月以内に「過度な日焼け」をすると、炎症後色素沈着を起こす可能性が高くなるといわれています。通常、炎症後色素沈着は、時間とともに徐々に半年から1年程度で薄くなっていくことが多いのですが、炎症の度合いが大きい、または炎症部分が過度な日焼けをしたなどの影響で、薄くなるまでに数年の経過が必要になることもあるようです。


今回の主治医の回答の意図を、質問内容から正確に推測することはいたしかねますが、受けたやけどの状態から日光の影響は考えにくいなどを考慮されたのでしょう。日光を過度に避けることで、活発になっていく子どもの成長発達に影響しないようにと配慮された結果の回答かもしれません。また、保護する際の衣服の摩擦の影響も考慮する必要があるので、あえて医師は日焼け予防を指示しなかったとも考えられます。


一般的に、やけどのあとの皮膚は色素沈着を起こしやすく、日光も影響する要因の1つ(日光の影響がすべてではない)であることを考えれば、天気のよい野外で1日中過ごすなど、過度の日焼けは避けたほうがよいでしょう。摩擦の少ない衣服を選び、子どもが嫌がらない範囲で、手の甲を保護することは差し支えないことかもしれません。


受傷直後から手当てしてもらっている医師ということで、最初の経過からわかっていることもあり、同じ医師で引き続き治療を継続したほうが子どもにはよいと思います。今回の日焼けに関する説明のみで不信感を抱いたのであれば、今後はやけどをなるべくきれいに治していきたいと意向を伝えてみてはいかがでしょうか。再度、具体的な対処法を相談し、主治医から助言を受けるなどして、信頼関係の修復を図ってみてもよいのではないかと考えます。


そのうえで、さらに不信感がみられた場合には、転院を考えることも方法の1つです。両親や保護者の考えが第一に優先されることですが、家族で話し合った結果、転院を希望される場合は、主治医に紹介状を作成してもらう必要があるでしょう。受傷時の状態や今までの治療内容などがわからない状態で別の医師が治療を引き継ぐことは、適切な治療から遠ざかることにもなりかねません。これまでの経緯や状態が記載された紹介状を持参することで、より適切な治療が受けられることにつながるため、おすすめです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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