経口補水液のつくり方

経口補水液は、脱水状態のときに、水と電解質を効果的に補える飲料です。薬局などで市販されていますが、家庭でもそれに近い配合のものをつくることができます。

家庭にある材料で経口補水液をつくる方法を紹介します。子どもが飲む場合でも、大人が飲む場合でも、つくり方は変わりません。つくるときは清潔を心がけ、必ず当日中に飲み切りましょう。

【材料】

水……１Ｌ

塩……３ｇ（小さじ1/2）

砂糖……20～40ｇ（大さじ２・/1/4～大さじ4・1/2）

※砂糖の量がこの間に収まっていると吸収率がよい。

【つくり方】

ボウルにすべての材料を入れて、よくかき混ぜる。

市販品との違いは、ブドウ糖でなく、砂糖を利用する点、カリウムやマグネシウムといった電解質がほとんど含まれていない点が挙げられます。手づくりの経口補水液は、普通の水やお茶に比べ、吸収性に優れていますが、市販品の経口補水液と比べると、吸収に時間がかかります。そのため、手元に経口補水液がないときの一般的な代用品と考えてください。