Question

聞こえの悪い父。聴力の維持に手術は必要?

父は耳が悪く、片耳は機能を失っており、もう一方の耳に補聴器をつけていますが、鼓膜に穴が開いています。本人はリスクをとるより現状維持という思いを持ちながら、加齢によりさらに聴力が落ちることに不安を抱いています。手術をするか決めるにあたって、以下について教えてください。一般的に、加齢によって、父の聴力は下がっていくと考えられるか? 高齢でもさほどリスクは高くないのか?

女性/50代

2022/09/02

Answer

お父様が耳の手術を検討されているとのことですね。聴力が落ちていくことの不安と手術への不安があり、治療法の選択に迷う気持ち、よく理解できます。本人の心身の負担はもちろんのこと、家族にとっても心配な気持ちで過ごしていることとお察しします。


まず、加齢による聴力の低下についてですが、誰しも加齢により聴覚路の老化現象が起こります。一般的に30・40代から聴力の低下がみられ、年齢が進むと聴力の低下も徐々に進みますが、低下の速さや程度には個人差があります。


次に、高齢による手術のリスクについてですが、高齢者でも、各分野で多くの手術が行われています。その人のからだの状況によって、高齢でも手術のリスクが高くない場合もあれば、高い場合もあります。リスクの高さについては、術前の検査等によって医師が判断します。


もし、今の主治医の見解だけでは不安な場合は、主治医と相談し、大学病院等を受診し、他の医療機関でセカンドオピニオンを受けてみる方法もあります。検討してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

高齢期
セカンドオピニオン
手術
耳鼻咽喉科

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。