Question

白血球が少なくても経過観察でよい?

健康診断で白血球が少なく、約1700/㎕という結果でした。ドクターは「個人差があるので、経過をみましょう」と言いますが、毎年数値は低めです。そのほかの数値は基準値内です。とくにかぜをひいたり体調を崩しやすいということもありません。ただ、自分で調べてみると怖い病気が原因のこともあるようで心配です。このようなケースは個人差で、よくあることでしょうか?

男性/30代

2022/08/05

Answer

健康診断などで白血球が少ない場合、ほかの検査項目や体調変化もあわせて判断することが大切です。

白血球は血液の成分の1つですが、からだ全体の臓器と密接に関係し、各種の刺激によって影響を受けやすいため、さまざまな疾患や状態によって、数や状態に異常が起こることがあります。


白血球のなかには、大きく分けて顆粒球、単球、リンパ球という、働きの異なるものが含まれており、顆粒球はさらに、好中球、好酸球、好塩基球に分けられます。白血球数が減少している場合には、それぞれの数やバランスをみて病気や状態がわかることもあります。


白血球数が減少する原因としては、ウイルス感染症、薬剤の影響、放射線照射、膠原病(こうげんびょう)、再生不良性貧血などの血液疾患が疑われることがありますが、その場合、ほかの血液検査の項目の異常や、何らかの体調の変化も同時に認められるのが一般的です。

白血球数が正常値でも、血液の病気ということもあります。その場合、白血球に異常をきたす血液の病気が白血球のみの問題であることは少なく、赤血球、血小板の異常も伴っていることが多いのです。病的な異常があるかどうかは、白血球の数だけでなく、その形態や赤血球、血小板にも異常がないか、を総合的に判断することが大切です。


一方、白血球数を含めあらゆる検査の基準値は、健康と思われる人々の平均をとって決められているので、その範囲をはみ出したからすぐ病気とは判断できません。健康でも基準値の幅から外れたり、体質的な要因で基準値から外れたりする場合もよくあります。健診で異常があった場合、内科を受診して必要な検査を受け、心配がないかを確認することが大切です。


白血球を増やすための生活というものはありませんが、心がけるとよい点は「3食バランスよく食事をとる」「睡眠時間を確保し、適度な休養を心がける」「免疫力を低下させる心身のストレスを減らすため、適度に気分転換を図る」「からだを清潔に保ち、手洗い・うがいなどを心がける」といったことです。

ご相談者は毎年、血球数が少ないと診断されるものの、体調で気になる症状もないようなので、かかりつけ医をもち、必要な検査を受け、検査結果の推移や体調を含めた経過をみていくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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