心筋梗塞とは?
数年前、心筋梗塞で父を亡くしました。自分はもちろん、家族も気をつけなくてはと思います。心筋梗塞について教えてください。
男性/50代
2022/08/08
心筋梗塞は、動脈硬化などでが原因で狭くなっている心臓の血管(冠動脈)に、血栓(血液の塊)ができるなどして、詰まることをいいます。一定時間以上、血流がとだえると、心臓の一部に酸素や栄養が行かなくなり、細胞が壊死してしまいます。
心筋梗塞が起こると、突然、胸の痛みを感じます。胸の中央部に症状が起こることが多いものの、左胸部や前胸部、みぞおちのほか、左肩や左腕、首や下あご、右肩や上腹部に症状が出ることもあります。
心筋梗塞の痛みは、安静にしていても耐えがたいほどで、顔色が悪くなり、冷や汗が出てきます。このような症状や兆候が起これば、病院に救急搬送する必要があります。痛みの特徴は、持続時間の長いことですが、30分以上から数時間、ときには数日にわたって断続的に起こることもあります。
発作は、安静にしているときや就寝中、あるいは日常の軽い動作時に起こりやすく、突然起こることもあります。病院で検査の結果、心筋梗塞と診断されたら、すみやかに血管を再生する治療や血栓を溶かす薬が投与されます。
急性心筋梗塞の場合は、専門の医療機関で適切な処置や看護が必要となります。とくに発症してから最初の数日間は絶対安静、1カ月程度は心身ともに安静にすることになります。
なお、再発予防のために、医師の指示のもと、血圧・血糖値・LDLコレステロールなどの管理、服薬管理、禁煙、節酒、体重管理、軽い運動、食事の管理(飽和脂肪酸の制限や適正なエネルギーの摂取、減塩など)を行い、ストレスや過度の疲れを避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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