軽度知的障害の息子の暴言や暴力がつらい

中1の息子について相談です。軽度の知的障害で支援学級に通っています。学校では穏やかで明るく友だちも多いのですが、家では短気で、うまくいかないことはほぼ私のせいにします。また、6歳年下の妹を叩いたり、ちょっかいを出します。とにかく、妹に手を出すことに困っています。時期的に反抗期と思うのですが、落ち着いているときはとても穏やかで楽しい子です。わが家は母子家庭3人です。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
3人家族で、娘さんを守るためにも、何とかしなければという切実な思いが伝わってきます。落ち着いているときはとても穏やかで楽しい息子さんとのこと。ふだんのよいところをたくさん知っているだけに、より暴言や暴力をふるうときとのギャップの大きさに、ショックを受けてしまうと思います。時期からみて、反抗期の影響は大きいように思えます。反抗期は、いら立ちが親への反発という形で現れるとともに、感情のコントロールがむずかしくなる時期でもあります。それだけに、コミュニケーションのとり方に悩む親は多くなります。
本人がさまざまな気持ちに対処しようと頑張っている最中で、それがうまくいかないときに、安心できる家庭のなかで、家族にあたってしまうのかもしれませんね。
落ち着いているときは、よいかかわりができているように思うので、ふだんは本人の話をよく聞いてあげるように心がけてください。暴言暴力の裏のストレスや原因を、コミュニケーションを密にとっていくことによって発見できる可能性が高くなります。また、気持ちを言葉でうまく表現できることにもつながるでしょう。
暴言や暴力が始まったら、別の部屋に娘さんと一緒に避難し、受けないようにしましょう。してはいけない行為ということを本人に理解してもらうためです。日常的な行為になってしまうと、する側も受ける側も、それが「ふつう」のことのように感じられるようになり、どんどんエスカレートしていく可能性があります。
また、専門家や外部の機関に相談することも必要です。例えば、中学校の担任やスクールカウンセラーなどに、日頃から家庭での様子を伝えておきましょう。学校での様子も教えてもらいながら、息子への対応の仕方を相談していくことで、家族が落ち着いてよい環境をつくっていくことにもつながっていくはずです。


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