Question

乳児のBCG接種後、接種部位に服が触れたら?

6カ月の子どものBCG接種後、乾かしている間に接種部位に服が触れてしまったのですが……。

女性/30代

2022/07/25

Answer

BCGは、ウシの結核菌からつくられた、弱毒化してある生ワクチンです。とても弱いのが特徴で、接種の際に皮膚の消毒が乾いていなかったり、接種後に日光に当たったりすると死滅してしまいます。そのため、日光に当たらない環境で、接種したあとはしっかり乾かすことが大切です。

しかし、乾く前に接種部位に衣服が触れてしまうことがよくあります。


結論から言えば、多少服についても問題はありません。消毒等も不要で、衣服を廃棄処分にする必要もありません。

ワクチンを確実に入れるためには触らないほうがよいのですが、実際はスタンプの針を刺す時点でワクチンはしっかり体内に入っています。少しぐらい服でこすれたり触ったりしても、ワクチンのつきに影響することはないので、あまり神経質になる必要はありません。

ただし、接触時間が長く、BCGワクチンのほとんどが服に吸い取られたような場合、1カ月後に赤いポツポツができない可能性があります。接種後1カ月経っても赤くならないようであれば、接種したところで相談してください。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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