赤ちゃんの皮膚は敏感なので、空気の乾燥する時期はカサカサしやすく、また赤ちゃんの成長過程の１つとして、乾燥しやすい時期があります。カサカサから赤いぽつぽつが増え、盛り上がったり、じくじくするなど変化して乳児湿疹になる場合もありますが、赤ちゃんのときの一時的なもので、成長とともに治ることが多いです。

乾燥している部分は清潔を保ち、保湿するなどスキンケアが大切です。入浴時に頭や顔を洗う際、以下の点に注意してみましょう。

●刺激の少ない石けんをよく泡立て、こすらないようにやわらかいガーゼか、手で優しく洗います。

●洗ったあとは石けんが残らないよう、よく洗い流します。

●水分は、タオルなどで皮膚をこすらないよう、軽く押さえながら拭き取ります。

●皮膚の乾燥を防ぐため、香料や刺激の少ない赤ちゃん用の保湿剤（乳液やクリーム類）を使って保湿します。皮膚が乾燥しないうちに入浴後、すぐに保湿剤を塗ってあげましょう。また、入浴後だけではなく、皮膚が乾燥する前に保湿剤を塗るようにします。

●室内が乾燥していれば、加湿器を使う、ぬれタオルを干すなどで適度に湿度を保つのもよいでしょう。

お子さんは数日前からスキンケアをして変化がないとのことですが、悪化はされていないようですね。症状に広がりが出たり赤くなったり、ひどくなることがなければ、上記の点に気をつけながら今行っているケアを続け、経過をみていきましょう。

スキンケアを1～2週間続けて、悪くなる兆しがあるときや、軽快せずご心配なときなどは、小児科医へ相談されて、塗り薬などを検討していただくとよいでしょう。

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