中耳炎の子どもが飛行機を利用する際の注意は？

中耳炎を起こしている最中や、治りかけのときには、炎症の影響で、鼓膜の外側との気圧を調整する耳管（じかん）の働きが悪くなっていることがあります。このため、飛行機などの気圧の変化の激しい環境では、鼓膜の内側と外側の圧力の差が生じて、耳が痛くなることがあります。

中耳炎をくり返している場合には、たとえ耳の症状がなく、体調がよくても、飛行機に乗ったことをきっかけに、中耳炎が再発する可能性もあるようです。ただ、個人差もあるので、事前にかかりつけの耳鼻科で診察を受け、予測されることや対処法などを確認しておくことをおすすめします。

各航空会社のサイトでは、軽い中耳炎での搭乗制限は設けられていません。しかし、重症中耳炎の人が搭乗する際には、病状や体調等が安定し、かつ搭乗に適正があると判断した医師による診断書等が必要という条件が記載されています。詳細は、搭乗する航空会社に問い合わせてみてください。