Question

舌がんと診断されたが治療法は手術?

口のなかに出血があり、口腔外科を受診したところ、舌がんと診断されました。どんな治療になるのでしょうか?

男性/60代

2022/06/24

Answer

口腔内にできる腫瘍には、良性のものと、悪性のもの(口腔がん)があります。口腔がんは、がんのできる部位によって分類され、このうち最も多いのが舌にできる舌がんです。

舌がんは、50~80代の男性、とくに60代に多く、20~30代にもみられます。原因は、飲酒や喫煙のほか、歯並びが悪い、合わない入れ歯、むし歯などによる機械的な刺激、熱い食べ物や飲み物をとることなどが考えられています。とくに喫煙は、口腔がんの原因の8割ほどを占めているため、禁煙することが重要な予防のポイントになります。


初期の症状は、痛みがないことが多く、舌のふちに硬くしこりのようなものを感じることがあります。病気が進んでくると症状が変化し、痛みや出血を伴うことがあります。痛みやしこりを伴うような白斑(口のなかに白い斑点のようなもの)や口内炎が2週間以上続くときには、早めに口腔外科や耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。


診断は、視診、触診、組織を一部取る病理検査などを行い、診断が確定すると、CT検査、MRI検査などにより、がんの大きさ、周囲への広がりの有無、首のリンパ節の転移の有無などを調べていきます。

がんの大きさや広がり方などによって治療方法が検討され、通常は手術と放射線治療を行います。病状によっては、手術のみ、放射線治療のみ、手術と放射線治療の両方などが検討され、抗がん剤治療が併用される場合もあります。手術によっては、舌の変形、食べ物や飲み物を飲み込みにくい、話すときにろれつが回りにくいなどの症状が現れることがあります。切除する範囲が広い場合には、舌の再建が行うこともあります。放射線治療は、体の外から当てる方法と、直接、舌の中に照射する方法があります。抗がん剤治療では、病気の状態によって、手術や放射線治療と併用されます。


治療後は、定期的に病気の再発の有無や全身状態の確認を行い、経過をみていきます。舌がんで治療を受けた場合は、少なくとも5年の経過観察が必要といわれています。ただし、治療の経過や病状によって通院する頻度と期間は異なります。担当医と相談のうえ、診察と検査を受けましょう。

また、舌がんの予防として、新鮮な野菜や果物をとることが推奨されています。新鮮な野菜や果物にはビタミンC、E、β−カロテンなどが豊富に含まれているため、予防効果が高いことが認められています。1日3回、バランスのよい食事を適切にとるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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