Question

アトピー性皮膚炎のかゆみを止めるためには?

アトピー性皮膚炎を長年患っています。市販薬で対処していますが、最近、特に下半身に湿疹が広がり、かゆみがひどく困っています。どうすればよいでしょうか?

男性/40代

2022/05/24

Answer

アトピー性皮膚炎は、状態の良化と悪化をくり返す疾患で、かゆみをともなう湿疹がおもな症状です。皮膚の乾燥とバリア機能の低下により、慢性的にかゆみや湿疹がひきおこされます。また、アレルギー要因から免疫機能が強く働き、皮膚が厚くなるといわれています。多くは家族にアレルギー疾患の人がいる、あるいは自身が体内でアレルギーを起こしやすくなる化学物質を産生しやすいといったアトピー素因をもっています。悪化させる因子としては、発汗、ウールなどの繊維、ストレス、細菌やダニなどが挙げられます。


診断基準は、かゆみ、左右対称の皮膚の湿疹、成人の場合は6カ月以上くり返す症状があるなどで、これらを満たすものをアトピー性皮膚炎といいます。


治療は、薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策などがあり、炎症がないか、多少残っても症状としては軽く、睡眠などの日常生活に支障がない状態が続くことが目標となります。薬物療法は、おもにステロイド外用剤や、免疫機能を抑えるタクロリムス軟膏を使用して炎症を抑えます。ステロイド外用剤で炎症やかゆみを抑えて症状を軽くし、保湿剤も併用して安定した状態を保ちます。スキンケアでは、入浴後の皮膚が湿った状態での保湿剤の使用が効果的です。皮膚の乾燥とバリア機能の低下によってかゆみがひきおこされるため、保湿は治療において重要です。悪化因子への対策としては、汗をかいたらタオルで拭いたり、シャワーを浴びる、住居のこまめな掃除、十分な睡眠などが挙げられます。


市販薬にもステロイド外用剤はありますが、かゆみが強い状態が続く場合、ステロイドの強さが合っていない、あるいは塗る量が適切ではないことが考えられます。一度皮膚科を受診し、今の症状に合った治療を行うことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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