Question

内視鏡検査で使われる鎮静薬の希望は可能?

内視鏡検査では鎮静に使われる薬がいろいろあるそうですが、使う薬の希望は可能?

男性/40代

2022/03/20

Answer

内視鏡検査の際に鎮静剤を用いるかどうかの判断は、医師からの必要性に関する十分なインフォームド・コンセントのもと、患者さんの意思を尊重して行うことがすすめられています。また、薬剤の選択は医療機関や医師の考えのもと、選択されています。

日本消化器内視鏡学会の「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン」には、内視鏡検査で使用されるおもな薬剤が記載されています。


●催眠鎮静薬

 ベンゾジアゼピン系薬物:ジアゼパム〔セルシン(R)、ホリゾン(R)〕

 ミダゾラム〔ドルミカム(R)〕

 フルニトラゼパム〔サイレース(R)、ロヒプノール(R)〕

 デクスメデトミジン塩酸塩〔プレセデックス(R)〕


●麻薬性鎮痛(鎮静)薬

 ペチジン塩酸塩〔オピスタン(R)〕

 フェンタニル〔フェンタネスト(R)〕


●拮抗性鎮痛薬

 ペンタゾシン〔ソセゴン(R)〕


●静脈麻酔薬

 プロポフォール〔ディプリパン注(R)〕


●拮抗薬

 フルマゼニル〔アネキセート(R)〕

 塩酸ナロキソン〔ナロキソン(R)〕


同ガイドラインには、上部消化管内視鏡検査の場合はベンゾジアゼピン系薬物によって至適な鎮静が得ることが可能であること、これは科学的根拠はないが、行うようすすめられるとの記載があります。

※2022年3月15日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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