中学生の娘。登校時間が近づくと吐き気などが起こる

中学校1年生の娘さんを病院に連れていったところ、ストレス性の胃腸炎とのことで薬が出たとのこと。薬を飲んでも、なお状況は変わらずということでしょうか。

娘さんは、学校に行けない理由、体調が悪くなってしまう原因について、何か心当たりはある様子ですか。もし話ができそうでなら、一度まとまった時間をとり、娘さんとゆっくり話をする機会を設けてはいかがでしょうか。理由や原因となるものがわかれば、対処すべき点も具体的になりやすいと思います。どういう形なら登校できそうか、という可能性もみえてくるのではないでしょうか。話しにくい様子でしたら、無理に聞き出そうとせず、つらさを受け止め、がんばりをねぎらってあげてください。

すでにどなたかに相談されているかもしれませんが、ご相談者も1人でがんばりすぎず、周囲の力を借りることも大切です。担任の先生やスクールカウンセラーとの連携はとれているでしょうか。現在の状況はもちろん、今後どのように登校を促していくかを共有し、相談しておくことはとても大切です。学校での様子やクラスの状況などは、担任の先生がいちばんよくご存知かと思います。また、スクールカウンセラーに現状を相談し、一緒に対応を考えることでご相談者の負担も少し軽くなると思います。また娘さんが直接話をすることができれば、第三者であるスクールカウンセラーとのやりとりのなかで、本音など、心の声が聞けるかもしれません。

今は、内科で薬を処方されているのでしょうか。かかりつけの医師であれば、そちらからさらに別の科を紹介してもらえるかもしれませんので、一度相談なさってみてください。新しく探すのであれば、児童精神科や、心療内科の思春期外来などがよいかと思います。専門の医師に診てもらえるよう、まずは電話などで予約が必要かなどを確認してください。

なお、娘さんにとって家庭はきっと安心できる場なのだと思います。ご相談者が不安になるのは無理もないことですが、焦りすぎず、これまでどおり、娘さんが安心できる環境をつくってあげてくださいね。