赤ちゃんの食中毒や室内のカビが心配
生後6か月の子どもがいます。梅雨を迎えるので、食中毒や室内のカビが心配です。暮らしの中で、どのようなことに注意をするとよいですか。
女性/30代
2021/12/21
家庭における食中毒とカビの予防のためのポイントを紹介します。
【食中毒の予防について】
気温や湿度が高くなる季節は、食中毒の原因でもある細菌の繁殖が盛んになります。胃腸の機能が未発達なうえに、免疫力や細菌に対する抵抗力が弱い赤ちゃんの食事づくりには、十分な注意が必要です。食中毒を防ぐ6つのポイントをお示しします。
①離乳食には、新鮮な食材を使用しましょう。
②離乳食をつくるお母さんの手と調理器具は念入りに洗いましょう。
③調理器具や食器類は、必ず洗剤でよく洗い、しっかり乾かしておきましょう。
④加熱するものは中までしっかり火を通し、つくったらすぐに食べさせるようにしましょう。
⑤離乳食は食べさせる分だけつくるのが基本です。万一、残ってしまって冷凍保存する場合は、清潔に取り分け、食べさせる前には十分に再加熱しましょう。また、再冷凍は風味が落ちるうえ、食中毒の危険が高まりますので絶対に避けましょう。
⑥赤ちゃんのスプーンは清潔なものを使い、大人のものとは別にしましょう。
【カビの予防について】
梅雨の時期は洗濯物の乾きが悪くなり、部屋もじめじめしがちなため、カビの発生が気になります。カビは、食品や医薬品などの製造に利用されるなど、暮らしに役立つことがある反面、病気やアレルギーの原因にもなります。カビを防ぐ5つのポイントを紹介します。
①部屋の掃除をこまめに行いましょう。
②天気のよい日は押入れや戸棚も開け放し、家の中に風の通り道をつくって換気をしましょう。
③風が通りにくい場所には扇風機やサーキュレーター(空気循環器)を。湿気がひどい場合は、除湿機や除湿剤を活用するのも有効です。
④特にカビが生えやすい押し入れには、すのこや除湿剤などを活用、窓やサッシには、結露防止シートや結露吸水テープなどを用いるのもよい方法です。
⑤洗濯物を部屋干しする場合は、できる限り分散して干し、湿気が1つの部屋にたまらないようにしましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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