子どもの予防接種で副反応が出ないかが心配

生後2か月の子どもがいます。これから予防接種が始まりますが、予防接種によって亡くなったとか、障害が残ったなどのニュースを聞いたことがあり心配です。副反応が出たときの対処について教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
予防接種との因果関係が不明なものも含まれているとはいえ、ワクチンの接種後にお亡くなりになった人がいるなどの報道を聞くと、親として不安になるのも当然のことですね。ワクチンはどれも安全性が証明されていますが、副反応の心配がまったくないワクチンは残念ながらありません。どのような副反応があるのか、また、副反応が出た場合にはどのような対処が必要か、あらかじめ知っておくことが安心につながります。主な副反応とその対処を紹介します。
〇注射部位の発赤(赤み)・腫脹(はれ)、硬結(しこり)
発赤・腫脹は、通常何もしなくても数日で消失します。熱感を伴う場合には、冷たいタオルなどで冷やしてみるとよいでしょう。硬結は1か月以上残る場合もありますが、自然に症状は軽くなりますので心配はいりません。
〇発熱
氷枕や冷たいタオルで冷やしましょう。他の原因による発熱の場合もありますので、ぐったりしている、高熱が続く、哺乳量の低下などがあれば、医師の指示を仰ぎましょう。解熱剤(アセトアミノフェン)が処方されることもあります。
〇接種部位を中心に腕全体が腫れた
受診をして治療を受けましょう。冷やす以外に、炎症を抑える塗り薬などが処方されます。なかには次回以降の予防接種について、注意が必要なこともありますので、医師とよく相談してください。
〇病気の発症
生ワクチンは、病原性(毒性)を弱めたウイルスや細菌を使っているため、まれにその病気の症状が現れます。症状はほとんどが軽いものですが、非常にまれに重症となることもあります。心配なときには受診をして必要な治療を受けましょう。
〇アナフィラキシーショック
ワクチン接種により重篤なアレルギー反応が起こることがまれにあります。多くは接種直後に起こりますので、ワクチン接種後は病院で30分程度は様子をみましょう。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。