片頭痛薬の種類と受診の必要性

2022/02/18
片頭痛を予防する薬にはどんなものがありますか? 早めに受診したほうがよいでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
日本では成人の約8.4%が片頭痛にかかっていて、20~50代の勤労世代に多くみられると報告されています。片頭痛の患者さんのなかには、自己判断で市販薬を乱用して、症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。また、頭痛をくり返すことで血管などを傷つけることもあり、適切な予防と急性期には治療が必要になります。
ストレスや騒音、アルコール、食品などが頭痛の引き金になることもあります。頭痛が起きた日の行動や食事を記録して、痛みにつながる行動を避けるようにすることが予防につながるはずです。
現在、片頭痛の予防薬には、カルシウム拮抗薬:ロメリジン塩酸塩(商品名:ミグシス、テラナスなど)、抗てんかん薬:バルプロ酸ナトリウム(商品名:デパケン、バレリン、ハイセレニンなど)、β遮断薬:プロプラノロール塩酸塩(商品名:インデラルなど)、抗うつ薬:アミトリプチリン塩酸塩(商品名:トリプタノールなど )などがあります。
なお、2021年1月に、片頭痛発作の抑制に効果があるとされる抗体製剤:ガルカネズマブの発売が承認されています。


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