Question

温泉利用による新型コロナ感染のリスクは?

温泉に行きたいと思っていますが、利用による新型コロナウイルス感染のリスクはありますか?

男性/40代

2022/02/01

Answer

新型コロナウイルス感染症の感染経路は主に飛沫感染、接触感染といわれています。温泉へ行く場合のリスクについて、それぞれの感染経路から考えてみたいと思います。

飛沫感染の場合、感染者の飛沫(くしゃみ、せき、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻などから吸い込むことで感染します。一般的な感染対策としては、せきエチケット(せきやくしゃみをする場合は、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、ひじの内側などで鼻と口を覆うなど)と、身体的距離の確保(人との間隔は、1~2m空ける)といわれています。

接触感染は、感染者のウイルスがついた手で触れた物を触ることでウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。感染対策としては、手洗いの励行と自分の顔や鼻を触らないようにすることといわれています。

温泉は不特定多数の人が利用する施設であり、施設の大きさによっては他者との身体的距離が近くなりやすく、浴室や脱衣所では他者と場所や物を共有することが避けられませんので、感染リスクを考慮して利用する必要があるといえるでしょう。

温泉に行く際の対策としては、できるだけ空いている日や時間を選んで行ったり、家族風呂や貸切り風呂など他者との接触が少ない施設を利用したり、他人との物の共有は避けるようにすることなどが挙げられます(ドライヤーや桶を持参するなど)。せきやくしゃみなどの症状がある場合は利用を控え、近距離での接触や会話を避け、できるだけ短時間での利用も心がける必要もあると考えられます。

施設によってさまざまな感染対策を行っており、温泉地や宿泊先に確かめてから利用するとよいでしょう。


なお、全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会や日本温泉協会では、施設の管理者に対して徹底的な感染をするよう指示しています。例えば、基本的なこととして、新型コロナウイルスは、40~42℃・湿度60%程度の浴室において伝搬性が弱まることは考えにくいため、定期的な換気や入浴時間の分散、浴室の清潔保持などが重要であること。また、壁や物などに付着したウイルスは数日間生きつづけることが報告されているので、そうした特性をふまえた準備が必要だとしています。

このような環境を用意している点から、温泉施設での感染リスクは低いといえますが、日本中、どこでもゼロにはなりません。個人個人が基本的な対策を考えておくことが必要でしょう。

※2022年2月1日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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