パチンコ依存症でからだもぼろぼろ
パチンコ依存症です。自分ではどうにもできません。お金が入るとすべて使いきり、食事も まともにとれず、仕事にも影響しています。からだもぼろぼろです。生きていく自信がありません。 どうすればいいのか、アドバイスお願いいたします。
男性/40代
2022/01/28
やめたいと思っても、どうしてもパチンコに行ってしまうことに困り果てていらっしゃる様子とともに、何とかしなければという思いも伝わってきました。収入をすべてつぎ込んでいらっしゃるのであれば、食生活や健康に影響が出ることはもちろん、ご家族や周囲の方との人間関係やお仕事にも支障が出てしまうことは、十分起こりえます。
今回、生きていく自信がなくなりどうすればいいかとご相談いただきました。ご自分の生活がパチンコに飲み込まれてしまうような不安を大きく抱えていらっしゃるのでしょう。
生活費も失うほどなのですから、何からどう解決していけばよいか途方に暮れているお気持ちと受け止めました。これではいけないと思われたときだからこそ、タイミングを逃さず行動を起こしましょう。まずは、問題を整理することから始めてはいかがでしょうか。
はじめに、何がどのくらい行き詰まっているのか、確認してみましょう。からだがぼろぼろとのことですので、痛みや不調を感じるのであれば医療受診をされて、ご自身のからだを大切に守ってください。
そして、金銭面のトラブルがあればそちらの解決をしていきましょう。お金をいくら借りてどのように返済しなければならないか、きちんと計算してみてください。もしご自分の収入の範囲内でパチンコをなさっていて、生活費が足りないのであれば、いくら足りないか、今後どのように収支を組み立てていけばよいか、考えてみましょう。
それから人間関係、仕事のことなども項目ごとに何に困っているか書き出してみてはいかがでしょうか。いたずらに「だめだ、もうだめだ」と焦るだけでは、よけいにつらくなってしまう可能性があります。よく考えてみると、それほど切羽詰った状態でないことがわかるかもしれません。全体を冷静に見回すことを忘れないでください。
次に、パチンコから逃れるために、どのような方法があるかを考えてみましょう。あなたがパチンコなどにのめり込んだのは、今回が初めてでしょうか。以前にも同じように窮地に立たされたご経験がありましたら、そのときのことを思い出してみてください。
パチンコに行かないために仕事や買物を遠回りしていく、給料日には別の用事を入れておく、必要な金額を別の財布に確保しておくなど、さまざまな工夫をされたのではないでしょうか。そのときにいちばんつらくなかった方法から、また試してみてもよいかもしれません。
そして何より、1人でこの問題に立ち向かおうとしないことです。周囲のサポートを得て、身近な人につらい状況を理解してもらいながら取り組むことが必要です。
とは言え、いちばんの心配は、あなたがパチンコに依存している可能性がある場合です。思い当たる節があるならば、お住まい近くの保健所に問い合わせますと、依存症に関する相談窓口などを紹介してもらえます。相談して依存症でないと言われたとしても、1日1日を積み重ねることで解決していくものですので、あきらめずにゆっくりと歩んでまいりましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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